京都の紅葉状況(令和6年11月28日)


公開日 2024年11月29日 最終更新日 2024年11月29日

昨年の京都の紅葉は気温が高くて色づきが遅いと言われていたのですが、今年はさらに気温の高い日が続き普段では11月20日頃に見頃を迎える京都の紅葉も、ここに来てようやく色づいてきました。

しかもこの数日の寒さで一気に色づいてきています。
それでは2024年11月28日(木)の京都の紅葉状況をご案内します。

週末の京都散策にぜひお役立て下さい。
今年の紅葉は12月5日ごろまで楽しめそうですよ。

毘沙門堂(京都市山科区)

京都市山科区にある毘沙門堂は参道の敷紅葉がJR東海の「そうだ京都行こう」のポスターになり一躍紅葉の名所となりました。

アクセスは山科駅から徒歩20分と距離がありますが、車だと境内奥のグラウンドが駐車場としてご利用できます。

アクセスもあり京都市内中心部の有名寺院ほど混み合うことはないので特に早朝などはゆっくりと紅葉散策できると思います。

そんな毘沙門堂の色づきはもうすぐ見頃といったところで、参道の紅葉は昨年よりもやはり遅く、毘沙門堂名物の散り紅葉も来週になりそうです。

行くなら来週半ばくらいがおすすめです。

毘沙門堂
住所:京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
HP:http://www.bishamon.or.jp

智積院(京都市東山区)

真言宗智山派の総本山で三十三間堂や京都国立博物館も近く、アクセスも良い寺院です。

銀杏の木は黄色く色づき見頃になっています。来週には散ってしまいそうなので行くなら今週末がチャンスです。

 

モミジも見頃を迎えており行くなら今すぐ!といった状況でした

智積院
住所:京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
HP:https://chisan.or.jp/

今熊野観音寺(京都市東山区)

泉涌寺の塔頭の1つでもある今熊野観音寺、泉涌寺までの長い坂道を登った先にあり西国三十三ヶ所の札所でもあります。

隠れた紅葉の名所として近年知られるようになってきましたが、平日のこの日は参拝者も比較的少なくゆっくり散策できました。

こちらも紅葉は7分〜盛りを迎えており来週中頃までは楽しめそうです。

  

久しぶりに来たなぁ〜と思って過去の写真を見返してみたら10年前に来たのが最後でした。。。

年月というのはあっという間ですね

今熊野観音寺
住所:京都市東山区泉涌寺山内町32番地
HP:https://www.kannon.jp/

東福寺(京都市東山区)

京都の紅葉の名所といえば東福寺

混んでいるだろうと気合を入れていったのですが、予想以上の人で臥雲橋はご覧の通りの混雑具合でした。

紅葉はまさに今が見頃で今週末の混雑具合を考えるとゾッとします

臥雲橋から通天橋を眺める定番スポットの11月28日の状況はご覧のとおりです

今年はこれまでの気温の高さで例年ほどの美しさは期待できそうもありませんが、それでも通天橋を眺める谷間の紅葉は美しいグラデーションで7分〜見頃となっていました。

雨が降らなければ12月6日〜7日までは紅葉を楽しめそうです。例年だと11月末は見頃を過ぎているのですが今年は異例です。

ただ、外国人観光客の多さは昨年を上回る状況でこの日は境内に行くのを諦めて臥雲橋で引き返してきました。

混雑してでも。バーゲンセールのようにもみくちゃになっても拝観券を購入して通天橋を眺めたい!そんな人は行かれると良いと思います。東福寺の紅葉はキレイですから。

でも、そこまでして紅葉を楽しめないわとか、風情はないわとか、落ち着かないわという方は次にご紹介するお寺さんへどうぞ!東福寺から徒歩3分です。

東福寺
住所:京都市東山区本町15丁目778
HP:https://tofukuji.jp/

光明院(京都市東山区)

東福寺の塔頭のひとつ光明院は波心の庭と呼ばれる庭園が素晴らしくこの辺り一帯の混雑具合に疲れてしまったらぜひ寄っていただきたいおすすめの寺院。

芸術家やクリエイティブな作家さんに開放しており、日本酒のCMで石原裕次郎さんや渡哲也さんがここを使用したり、最近では京都出身のロックバンド「くるり」のアーティスト写真に光明院を使用されたりしています。

波心の庭をぐるりと囲むように3つの建物がありそれぞれの縁側から枯山水の庭を眺めることができます。

借景に使われている紅葉の色づきは3分〜5分ほどでこれからの色づき次第では12月も楽しめそうです。

ただ今年の紅葉は夏の猛暑の影響や冷え込みが遅かったこともありこのまま赤く染まることなく散ってしまう樹もありそうです。

きれいに色づいてくれると、ゆっくり縁側で紅葉を楽しめるでしょうね。

光明院
住所:京都市東山区本町15丁目809
HP:https://komyoin.jp/

祇園白川周辺(京都市東山区)

桜の名所でもある白川の石畳は秋らしい枯れた風情となっていました。
桜の葉はこの週末で散ってしまいそうです。

今の時期ならこのまま四条通に出て南座のまねき上げを見に行くのもおすすめです。

祇園白川周辺
住所:京都市東山区の白川沿い
HP:https://souda-kyoto.jp/guide/spot/gionshirakawa.html

南禅寺(京都市東山区)

こちらも京都の紅葉の名所南禅寺です。

混んでいるのを覚悟して行ってみたのですが、予想以上でした。
例年に比べて色づきはそれほど良くなく今は7分といった感じです。

週末から12月5日ごろに綺麗に色づくことを期待しますが、とにかく人が多いので覚悟して行って下さい。

 

見頃の樹もいくつかあるのでゆっくり散策したい方は朝7時から8時が個人的におすすめです。

南禅寺
住所:京都市左京区南禅寺福地町86
HP:https://www.nanzenji.or.jp/

永観堂(京都市左京区)

東山を借景に京都イチとも言われる紅葉の美しさで有名で「もみじの永観堂」とも呼ばれています。

参道から拝観券を求める人の行列がご覧のように作られています。
いやーーーーすごい。

ライトアップはこの3倍から5倍の人が並びます。

この行列に飛び込む勇気はなく今回は外から眺めていましたが参道の色づきを見るとここも週末から12月5日ごろまでは楽しめそうです。

永観堂
住所:京都市左京区永観堂町48
HP:http://www.eikando.or.jp/

京都御所(京都市中京区)

京都の紅葉で混雑していないおすすめを教えてと言われたら、鴨川と京都御所と言っています。

京都御所はイロハモミジの美しさというよりはカエデなど広葉樹の黄色やオレンジといった柔らかい色合いで散策して、ベンチ座ってぼーっと過ごすという憩いの空間です。

京都御所の楓の巨木は今がまさに見頃となっていました。
散り始めも地面が黄色のジュータンとなりそれもまた楽しめるので12月5日頃までは見頃が続きそうです。

京都御所
住所:京都市上京区京都御苑1
HP:https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/

興聖寺(上京区)

通常は非公開の興聖寺
昨年から秋の紅葉シーズンに拝観できるようになりました。

参道を覆い尽くすモミジが写真スポットとして有名なようですが、こちらは3分から5分ほどの色づきです。

お寺の方が言うにはこのまま紅葉が進んでくれればいいけど、もしかしたら色づく前に散ってしまうかもしれないとおっしゃっていました。

降りつくばい

興聖寺
住所:京都市上京区堀川通寺之内上ル
HP:http://www.ko-sho-ji.jp/

堀川通のイチョウ並木

もともと路面電車が走っていたのもあり道幅の広い堀川通ですが、中央分離帯を利用して公園として作られています。堀川寺之内の交差点などからここの公園に入ることができます。

堀川通のイチョウ並木は散り始めておりこの週末までが見頃のようです。

堀川通のイチョウ並木
住所:堀川今出川から堀川紫明までの堀川通沿い

以上、2024年(令和6年)11月28日の京都の紅葉状況でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です