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#京都観光 「そうだ京都、行こう。」秋の京都は一休寺


JR東海さんがCMや雑誌などで取り上げる「そうだ、京都、行こう。」
2018年秋は京田辺市の酬恩庵一休寺さんとなりました。

京都市外のお寺さんが取り上げられるのは10年近く前に長岡京市の光明寺が取り上げられて以来のことじゃないでしょうか。

今日はそんな一休寺のご紹介です。

となって慌てて手持ちの画像を調べたら2010年の画像でした。
少々古い写真となりますがご了承ください。ライトアップのご案内と合わせてどうぞ。

 

酬恩庵一休寺

一休寺

一休寺は、「いっきゅうさ〜〜ん」でお馴染み、とんちの一休さんにとても縁のある寺院。そもそも一休さんが実在していたことに驚かれる人もいるのかもしれません。

もとは平安時代に大応国師というお坊さんによって禅の道場として創建されたのが始まり。その後、戦火にかかって老廃したのを一休宗純、あの一休さんが1456年に再興し88歳で亡くなるまでの晩年をこの寺で過ごしました。

 

一休寺までは、新幹線なら京都駅から近鉄に乗り換えて新田辺駅で降りたら一休寺まで約2キロ。タクシーを使ったほうがいいでしょう。
車なら京奈和自動車道の田辺西インターから10分ほどで到着します。

京都駅からなら京阪バスの急行バスなら45分。車で行かないならバスが便利です。

 

一休寺

総門をくぐると、なだらかな傾斜を登るように真っ直ぐに伸びた石畳の参道に出会います。空を覆うように伸びているのがモミジの樹。11月も中旬を過ぎればそれは見事に色づくことでしょう。

私が行ったのが10年前の9月なのでそれはそれは見事な緑の写真ばかりですが、現在の紅葉の姿は「そうだ、京都、行こう」のサイトでご覧いただけます。

見頃は11月下旬〜12月上旬です。

 

 

一休寺

更に参道を進めば見事な苔とモミジのトンネル。秋には大徳寺高桐院のような散りモミジを堪能できることでしょう。大徳寺といえば一休禅師とも関わりの深いお寺さんで、応仁の乱の際に諸堂を焼失した大徳寺を再興させました。大徳寺塔頭の一つ真珠庵は一休禅師が開祖となっています。

本堂に入ればアニメ「一休さん」の原画やセル画も飾ってありました。このアニメの一休さんの顔をしっかりと記憶してから方丈へ行きましょう。

 

方丈には一休さんの木像も

一休寺

方丈には一休さんの木造が安置されています。一休禅師木像と呼び国の重要文化財に指定されています。この像は、一休さんが亡くなる前の年に弟子の墨済に命じてつくらせたもので、一休さんが自分の頭髪とヒゲを抜いて植え付けた、珍しいものです。

アニメの一休さんのような可愛らしさはどこへやら。なかなか渋い和尚さんに変貌を遂げています。

その木造が安置されている方丈の庭も見事で京都南部らしい緑濃く空の高い景色が見事です。京田辺や南山城のあたりは奈良に近いこともあって、この空の高さが京都市内にはない美しさ。

 

「そうだ、京都、行こう。」に取り上げられると大変混雑するのが難点ですが、京都市内のようなどこも混雑した場所から離れて京田辺市へ行ってみるものいいのではないでしょうか。

 

酬恩庵一休寺(しゅうおんあんいっきゅうじ)
京都府京田辺市薪里ノ内102
近鉄京都線「新田辺」駅下車徒歩25分 JR学研都市線「京田辺」駅下車徒歩20分
または、バスに乗り換え「一休寺道」(約13分)下車、徒歩5分
拝観料:大人500円
TEL:0774-62-0193

 

観音寺ライトアップのお知らせ

京田辺市の周辺情報をもう一つ。
観光協会さんが教えてくれたのですが、観音寺という国宝十一面観音を安置する寺院で11月22日からライトアップが開催されます。

観音寺

 

観音寺までは一休寺から車で10分。
夜間拝観ということで十一面観音もお参りできます。

大御堂観音寺
京都府京田辺市普賢寺下大門13
JR・近鉄「三山木」駅下車徒歩25分
拝観料:400円
TEL:0774-62-0668

 

京都市中心部よりも奈良寄りの京田辺市。観光の際は京田辺市の観光ガイドが下記のURLからご覧いただけますのでご参考にどうぞ。

とっておきの京田辺ダウンロード
http://kyotana.be/DL/dl02.pdf

 


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