公開日 2022年3月11日 最終更新日 2022年3月11日
すっかり暖かくなってきて桜のつぼみも少しずつ膨らみ始めてきた3月中旬。
この時期の京都でおすすめは ”梅” 京都市内には梅の見どころが多く北野天満宮や梅宮大社など名所は多くありますが、その中でもおすすめなのが伏見の城南宮です。
個人的には毎年のように行っていますがいつ見てもここのしだれ梅は圧巻です。城南宮では2月18日から3月22日まで”しだれ梅と椿まつり”が神苑で開催されています。
見頃を迎えた3月9日の城南宮の開花状況を写真多めでお伝えします。
城南宮は方除(ほうよけ)の神社として知られ、京都市の南位置しています。遠方から車で行くなら京都南インターから5分で到着するアクセスの良い神社。方除けや厄除け、交通安全のご利益がある神社として平安時代に創建された歴史を持っています。
その城南宮といえば神苑内の春の山に植えられた何十本ものしだれ梅。ここのしだれ梅が一斉に咲き誇ると春の訪れを感じさせてくれます。
マスクの欠かせない日常が続いていますが、城南宮の梅は花の盛りになるとマスクをしていても香りがわかるほど甘い香りに包まれます。
それなりに参拝者も多く土日は朝には参拝者用駐車場が全て埋るほど関西地方を中心に多くの参拝者が訪れる名所です。
2月には何度も雪が振り気温が低い日が続いたため昨年に比べて1週間ほど遅く見頃を迎えました。
神苑に入ってすぐのところに春の山はあり境内一面に枝垂れ梅が咲き誇っていました。
まさに今が見頃といった状況で今週末には多くの参拝者で賑わいそうです。
混雑はちょっと、、、という方は15時以降が比較的空いていておすすめです。
この日は市内中心部で仕事をしてから昼過ぎに訪れましたがさほど混雑することもなくゆっくりと楽しむことができました。
普段は白梅のあとにピンクの梅が開花するものなのですが、気温の低い日が続いたことと一気に春らしい気温に上がったことで今年は紅白一緒に開花していました。
京都市内では城南宮の梅がどこよりも見事だと思います。店でお客さんにこの時期のおすすめを聞かれたら城南宮ですと即答しています。
中心部から少し離れているからか知らない人が多いのが城南宮のしだれ梅。行かなきゃモッタイナイです。
しだれ梅の足元にはふきのとうが顔を出していました。
城南宮の神苑は社殿を取り囲むようにぐるり一周広がりしだれ梅の見事な春の山、曲水の宴が行われる平安の庭、室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭と趣の異なる5つの庭があり暖かくなってきた春のお散歩にも最適です。
しだれ梅だけでなく椿の種類の豊富さも見事で120種の椿が植えられており早咲から遅咲まで400本の椿が植えられています。
絞りが見事な太神楽。こうして見ると八重咲きの椿も綺麗ですね。
境内には祭り期間中に植木市も開催されていて椿や梅、盆栽など数多く販売しています。
太神楽を庭で育てるべく購入したので来年は当店の庭にも咲いてくれるはずです。きっと、、、
散っても美しいのは真紅の藪椿。春の山をぐるりと回り社殿の裏側につながる所で見ることができます。
城南宮ではしだれ梅と椿まつりの期間中に梅の花を冠にさした巫女さんが梅の枝を手に持ち神楽を舞う”梅が枝神楽”が行われます。
神楽のあとには初穂料を納めると “梅の花守り” をいただけて、巫女さんが神楽鈴でお祓いをしていただけます。
心身の健康と除災招福を祈願した花守りは一年間身に付けられるように小さくコンパクトなサイズでした。
城南宮のしだれ梅は来週半ばくらいまでは楽しむことができそうです。京都市中心部から少し離れていはいますが京都市内でも最も美しく咲き誇るしだれ梅はまさに圧巻です。
城南宮
住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
HP:http://www.jonangu.com