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#京都観光 雪の金閣寺


京都の紅葉は11月下旬の今が盛り。この頃になると一日一日と寒さが厳しくなり冬の到来を感じさせます。もう少し先の話のようでもありますが、季節が過ぎるのはあっという間。

今日は冬に訪れて欲しい、雪の金閣寺をご紹介します。

 

金閣寺とは

金閣寺といえば誰もが修学旅行などで一度は訪れたことがある定番スポット。
とはいえ、修学旅行で一度行っただけでそれ以降は一度も行っていないという定番スポットでもあります。

「金閣寺見たー!」となると、京都の満足感をある一定のところまで高めてくる不思議スポット。しかも、修学旅行という大した気乗りもせず連れて行かれたから、大人になってももう一度行こうとは思わない定番スポットの一つ。けどもし、そうゆう人がいたら大人になった今だからこそ、もう一度行ってみてください。
いざ行ってみると世界文化遺産に指定されているだけあって、これがまたいい所なんです。

そんな金閣寺ですが、この「金閣寺」という名は通称であって本来のお寺さんの名前は鹿苑寺(ろくおんじ)。
1397年(応永4)にアニメの一休さんでお馴染みの将軍様(足利義満)が建立されました。

舎利殿である「金閣」を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世にあらわしたと言われており、北山文化(室町文化ともいう)が花開いた場所でもあります。金閣は宝形造りの三層殿閣で、一層が公家風の寝殿造、二層が住宅風、三層が禅宗様の仏殿風という造り。1950年に焼失しましたがその後再建されました。境内の一番の高台には、萩の違い棚と南天の床柱で有名な夕佳亭という茶室があります。

茶室 夕佳亭

 

まさに絶景。雪の金閣寺

そんな通称「金閣寺」の一番の見頃時期は?と聞かれたら、私は冬と答えます。秋よりも、春よりも金閣寺は冬です。
しかも雪の降り終わった朝です。雪も降り止み前日までの雪雲の分厚さもなく晴天かもしくは薄曇り。そんな時期がおすすめです。

これはもう時期というよりも、ピンポイントでココ!という日になってしまうのですが、このチャンスに出会えるタイミングが本当に少ないのです。そもそも京都市内中心部に雪が降り積もるということが年に数回しかなく、しかも旅行者なら上手くその日に京都にいないといけない。なかなか出会える機会はないのですが、雪の積もった金閣寺の風景を見たらもう言葉を失います。

土産物屋が数件並ぶ参道から、総門前の受付で拝観料を払い、少し歩くと屋根が白くなり太陽が金閣の金と雪の白を照らす。冬の極楽浄土というに相応しい絶景が目の前に広がります。

 

金閣

修学旅行で行ったきりという人はぜひこの景色を一度は見て欲しい。
バスやタクシーに流れに任せて行き着いた金閣寺とは全くの別物です。

 

ライブカメラで事前にチェック

金閣寺

雪の金閣寺に出会えるかどうかは、その日次第ということもありますが前日や当日ぎりぎりまで日程を組めるのならば、金閣寺さんのライブカメラで現在の状況が確認できます。

金閣寺さんのHPからライブカメラへアクセスし、確認してから金閣寺へ行くというのがもっとも失敗しない方法です。

朝5時から3分ごとに更新しているので、ぜひご活用ください。

金閣寺ライブカメラ:http://www.shokoku-ji.jp/k_live.html
金閣寺へは市バスで金閣寺道か金閣寺前で下車してすぐ。車で行くなら専用駐車場もありますが、冬用タイヤはお忘れなく。雪が残っていると金閣寺前の交差点や北大路通あたりは、緩やかな上りになっているのでノーマルタイヤでスリップしている車をよく見かけます。

金閣寺の拝観所要時間は約40分〜1時間。総門から金閣を眺め、小高い丘を登り夕佳亭まで行き、降りてくるといったルートになります。

冬に出会って欲しい絶景の一つです。

 

鹿苑寺(金閣寺)
京都市北区金閣寺町1
市バス「金閣寺道」下車徒歩3分、「金閣寺前」下車徒歩約1分
拝観料:大人400円
TEL:075-461-0013


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