2025〜2026年の抹茶価格動向について
さてさて、抹茶の価格が今年はとんでもなく高くなりそうです。
5月の新茶摘み取りと市場のセリ
5月に1番茶である新茶の摘み取りがされると、京都では市場でのセリに茶葉が出されます。
生産者の名前、品種、数量で分けられて1番茶は約1ヶ月間取引がされます。
事前の予測では、2~3割程度の値上がりを見込んでいました。しかし、実際にセリが始まると、
昨年の2倍、3倍とどんどん価格が上がっていきました。
価格高騰の背景
世界的な抹茶ブームによって需要が拡大し、問屋同士の仕入れ競争が激しくなりました。
さらに、昨年の気温上昇や4月の冷え込みにより、収穫量自体が減るいわゆる「不作」の年となってしまったのも原因です。
京都の茶業界の構造問題
あと、これは京都の茶業界の構造として脆かったところなのですが、通常は市場でのセリに問屋が入ります。
そして問屋が仕入れたものを加工して、私たちのような小売店がお客様に販売します。
しかし京都では、かつて問屋だったものの、現在は小売業のみを行っているお茶屋でもセリに参加できます。
市場の構造変化が価格に影響
そうするとどうなるかというと、
市場→問屋→小売店→消費者
という構造が
市場→小売店→消費者
という構造に変わってしまいます。
普通であればこの小売業者はセリに参加できないはずなのですが
閉鎖的な京都の茶業界、、、、なぜかセリに参加できるのです。
価格高騰の最大の要因
その元問屋の小売業者は販売価格ベースでセリに参加するため、どんどん価格が上がります。
これが今回、最大3倍以上の値上がりとなった背景です。
価格高騰の影響とモヤモヤ感
もし小売店の参入がなければ、もっと安い価格でお客様に提供できたかもしれません。
そのため、個人的には少しモヤモヤの残る新茶価格となりました。
せめて昨年の2倍くらいでは落ち着けたんじゃないかなと個人的に思っています。
(どことは言いませんが、宇治でゼリーとかやってるあのお茶屋さんなどです。)
And, 小売店が高い価格をつけることで、体力のない問屋は買えなかったというところも現時点であります。
これが続くと、問屋の廃業も見えてきてしまいます。茶業界自体の独自の習慣がこの結果を産んでしまったようなものです。
今年の新茶価格改定予想
と、長くなってしまいましたがそれでは今年の新茶による価格改定はどうなるかというと
現時点で当店で取り扱っている抹茶は1.5倍くらいの値上がりは起こると思います。
茶農家さんと直接取引している商品もあります。ただし、加工費も上昇しているため、こちらも20%前後の値上がりになると見ています。
このようなことがどの茶業者も経験していなかったことで、新価格の睨み合いが続いています。
おそらく7月には新価格が出揃いそうです。
抹茶1杯あたりの価格感
とはいえ、抹茶一杯あたりの価格はまだまだお得だと思います。
1年間農家が大切に育てた茶葉が、丁寧に石臼で挽かれて大体40gで2,000円位が新価格後の平均価格だと予想しています。
薄茶なら1碗に2グラムなので実質の1杯あたりの価格は100円です。
日本人としてこの価格を高いとみるか安いと見るかは人それぞれですが、
少なくとも海外から見れば日本の高品質な抹茶はスーパーフードとして認知されており、
100円なら安いという判断だと思います。円安ですし。
まとめとご案内
というわけで各社新価格がそろそろ出てくるかと思いますので、
値上げ前にご入用の方はご注文ください。
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