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北野天満宮で招福の梅の枝「思いのまま」を頂きました。


京都市上京区にある北野天満宮は菅原道真公をお祀りする全国の天満宮、天神社の総本社で梅や紅葉でも有名な神社。今回はお正月に授与される縁起物の「思いのまま」を頂きました。


学問の神様北野天満宮は例年大混雑

北野天満宮
北野天満宮 楼門

北野天満宮はご祭神として菅原道真をお祀りされています。菅原道真は学業に励み優れた才能の持ち主ということで、受験シーズン直前で、お正月ということで三ヶ日は大変混雑します。京都では例年、伏見稲荷、八坂神社、北野天満宮の三ヶ所が初詣の参拝者が多く北野天満宮は三ヶ日に約50万人の人が参拝に訪れるそうです。

三ヶ日に行くなら早朝がおすすめ!

北野天満宮
北野天満宮 国宝社殿

北野天満宮は交通規制なども行われるので、三ヶ日に行くなら早朝がオススメです。境内には300台ほど収容できる駐車場もありますがお昼ごろに行っても満車で停めることができないでしょう。

そこでおすすめは早朝に行くことです。私が北野天満宮に行ったのは1月2日朝7時。まだ屋台も出ていませんが、参拝者も少なく「前に進むだけで精一杯」といった状況から逃れることができます。

お正月の縁起物「思いのまま」

思いのまま
招福の梅の枝「思いのまま」

本殿でお参りした後に、授与所でいただけるのが「思いのまま」という梅の枝。これは、境内の梅苑で梅の樹を剪定した時にでる梅枝(ずばい)に厄除け瓢箪をつけた授与品でひと枝1000円の初穂料でいただくことができます。

この「思いのまま」は昭和のはじめ頃まで行われていたものが数年前に再開されました。梅の枝は一輪挿しなどで水につけておくと、上手く行けば2月上旬から中旬頃に蕾が膨らみ花が咲くという縁起物。梅の枝に下げられた瓢箪には厄除けの玄米が入っており、毎年2月25日に斎行される梅花祭で、御神前に奉る白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立(こうだて)」と称される特殊神饌の調製に用いられる玄米。古くからこの玄米をご飯に炊き込んで食べると厄除け、災難除け、無病息災であると伝えられています。

思いのまま

瓢箪の中の玄米を開けるときは、先端の栓を抜こうと思っても固くて抜けません。写真のようにこの部分を回すと玄米が出てきます。

あとは花が咲くのを待つだけ

思いのまま

頂いた梅の枝「思いのまま」は、自宅で一輪挿しや花瓶に挿して涼しいところにおいておきましょう。水は腐りやすいので出来れば毎日。せめて2〜3日に一度は換えましょう。そうしないと切り口から腐って行ってしまいます。

梅の枝はその時の梅苑の状況により用意できる数が限られるということですので、なるべく早めに行くことをおすすめします。

天神さんの正月行事

献華祭
新春奉納 献華展

正月の間の北野天満宮は行事も多く、お正月気分を味わうことができます。行事内容はこのようになっています。

  • 1月1日午前7時 歳旦祭(本殿)
  • 1月1日〜2日 華道家元池坊京都支部による奉納献華展(神楽殿)
  • 1月1日〜5日 西陣織工業組合による糸人形展覧(楼門)
  • 1月2日午前9時 筆始祭(本殿)
  • 1月2日〜4日 天満書(絵馬所)
  • 1月3日午前9時 元始祭(本殿)
  • 1月3日午後1時 奉納狂言(神楽殿)
  • 1月5日午前10時 算盤はじき始め(絵馬所)

正月三ヶ日は大変混雑する北野天満宮ですが、早朝に行けば空いていますので早起きしてお参りしてください。早起きして初詣でというのも空気が凛としていて気分のいいものですよ。


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